『もったいない』(勿体無い)という言葉は『MOTTAINAI』として
この言葉に深い感銘を受けた異国の環境保護活動家の女性により、
今世界に広められています。
その理由として「もったいない」の意思と概念を世界中に広めるため他の言語で該当するような言葉を探したが、
肝心な我々日本人は一体どうなんだろうか・・・
現在、日本の食料自給率は40%を切っています、よって外国から大量の食物が輸入されています。
その内、年間500~900万トンの食料がまだ食べれるのに捨てられています。
スーパーなどの食品販売店舗では独自で販売期限を設定していますが、
その販売期限が近づくと(独自の鮮度管理基準により)まだ食べられるのに、その商品は棚から下ろされて捨てられてしまう運命にあります。
販売店側は、安心して食料品を食べて頂く為と説明しています。
この問題に取り組んでいるのが、NPO法人“セカンドハーベストジャパン”です。
そうした、まだ食べれる食品をスーパーから引き取り、施設などで食べて頂こうと取り組んでいます。
この団体が取り扱っている食品が年間に1600トン、金額にして9億6000万円もあります。
それでも、全国の食品ロスのうち活用されているのは、1/1万でしかありません、如何に食品をムダにしているかということです。
食料自給率が40%を切っているこの日本で起こっているのです。
これは、日本古来の感謝の心が忘れ去られているからだと思います。
食品も『食べられない』のではなく『売れない』から捨てられているのが現状です。
賞味期限や消費期限がまかり通って、もったいないという心が日本人の心から消えてきているのです。
家庭からはこの食品ロスが1/3も出ているという事実は、心の欠如意外にはありません。
企業も家庭人も心が歪になった証拠が「もったいない」の心をわすれていることです。
何を隠そう、この私も以前コンビニエンスストアーの経営者でした。
日々の利潤追求の為、平気でまだ食べれる食品を廃棄していました・・・
食は豊かになったが心は貧しくなったのが今の日本人ではないでしょうか。
あの震災現場の福島などでは、ほとんど捨てられる食品は出ません。
「命を頂いている」という気持ちが日本人から消えてきているのです。
「もったいない」という日本古来の日本人の心が消えてきているのです。
「もったいない」は世界に認められている言葉です。
今世界で一番もったいない国が日本なのでは、、、
今こそ「命を頂いている」からこそ「いただきます」という日本人の心を取り戻す必要性を感じさせられます。
「もったいない」の心をもう一度日本人だからこそ持つべきなのです。